ここまで5連勝と気が付けば東地区の上位に顔を出してきた渋谷、そして今季からB1に昇格し、ここまで4勝8敗でアウェイではわずか1勝の島根。このカード、延岡学園高校時代からのライバルでプロでは初顔合わせとなったベンドラメ礼生VS岡本飛竜のマッチアップにも注目が集まった。結果はいかに!

1Q サンロッカーズ渋谷 22-15 島根スサノオマジック

 立ち上がり、島根#40スコットがアウトサイドから先制点を挙げるも、渋谷もこの日もスタート5に名を連ねた#32山内がレイアップを決め食らいつく。その後、#7渡邊のブロックショットから再びスコットがポストプレーで得点をし、一時は渋谷山内に3pシュートを許して勝ち越しを許すが、今度は#0佐藤が速攻で決めたものを含めて2本の3pシュートでリードを広げていく。しかし、ここまで連勝中の渋谷は流れを持っていかれそうでもすぐに対処する。#6サクレのバスケットカウント、島根から激しいプレスに合うも山内が見事なステップで連続得点を決めて勝ち越しに成功する。島根もスコットのバスケットカウントで再び勝ち越す。

残り4:26、島根は渡邊に代えて#1岡本を投入する。しかし渋谷は、山内の3pシュート、サクレのダンクが決まりリードを広げる。残り3:23、渋谷は#9ベントラメを投入。ようやく延岡学園時代からライバル同士だったベントラメと岡本がプロ入り初めて同じコートに立つ。そして島根は岡本が得点するも、攻めきれない時間が続く。渋谷は#55ハレルソンがスチールを決め、#0滿原が自らのオフェンスリバウンドから得点し、そしてベントラメもレイアップを決める。終了間際、島根#10波多野にアンスポーツマンライクファウルが宣告され、渋谷は引き離すチャンスだったが、ハレルソンのフリースロー1本のみの得点に終わり、渋谷7点リードで1Q終了する。

2Q サンロッカーズ渋谷 37-35 島根スサノオマジック

 島根は#41スタツの連続得点で差を詰めるものの、渋谷はベントラメの3pシュートで流れを渡さない。そして、滿原がスチールを決めて、アシストを受けたサクレがダンクを決めて8点リードとしたところで、残り7:42島根はタイムアウト。その後、積極的に仕掛けたのは渋谷だった。フロントコートからプレスディフェンスを仕掛け、ベントラメがスチールを決め自らレイアップを決める。「ディフェンスでも予測しないところで、ハッスルしてスチールを決め、相手に流れが行きそうなところで流れを持ってくるところがすごく強み」とベントラメを評価したのは勝久ジェフリーHC。「改善点はたくさんある選手。他の選手も・・・」と付け加えた。しかし、島根も岡本から渡邊に代えた後、スタツが3pシュートを決め、相馬も得点し5点差に詰めたところで、今度は渋谷がタイムアウト。オフィシャルタイムアウトを挟んでも島根の流れは続き、スタツ、#21レーンの得点で1点差に詰めたところで、残り3:28渋谷が再びタイムアウト。その後両チーム互角に戦い、渋谷2点リードで前半を終了する。

 

3Q サンロッカーズ渋谷 52-50 島根スサノオマジック

後半に入って、渋谷は満原が積極的にスコアメイクをする。「シンプルにアタックできるシチュエーションだったのでアタックした。2Q で得点が止まっていたので、3Qはしっかり走り、得点を取りに行こうと意識をした」と振り返った通り、まずはサクレのオフェンスリバウンドからの得点を決める。その後、両チーム得点を取り合った後、自らのブロックショットから得点を決めて渋谷はリードを広げていく。残り4分を切って、両チーム選手を変えていく中、満原は3pシュートを決めるなどスコアメイクを続けていくが、島根も波多野の得点などでしっかり食らいつき、渋谷2点リードで3Qは終了。

 

4Q サンロッカーズ渋谷 72-62 島根スサノオマジック

 島根が3秒バイオレーションで渋谷に攻撃権を渡した直後、渋谷はハレルソン、#22長谷川の得点でリードを広げて、残り8:24島根はタイムアウト。その後島根は、スタツ、渡邊と得点し2点差に詰めていくが、「渋谷の背中を追いかけていた中で、この場面が試合の岐路になった」と試合後に鈴木HCが振り返ったように、ファストブレイクを迎える局面でミスをしてしまい、直後に渋谷ベントラメに3pシュートを決められ、渋谷がペースを取り戻す。「ここで5点差ついてしまったことで、オフェンスが雑になってしまい動きが止まってしまった」と鈴木HCが続けたように、ここからしばらく島根は得点が止まった。そして、途中から入った#5山本がスチールからファストブレイクを決めるも、渋谷は直後に#5ソープがバスケットカウントを決めて点差を詰めさせない。オフィシャルタイムアウトを挟んでも、渋谷はサクレらが得点を重ねていく。一方島根は、インサイドのところで主導権を握れず万事休す。渋谷が勝利し6連勝を達成した。

 

 この日渋谷は主将#5伊藤、#24広瀬を欠くロースターとなったが、「いないメンバーを埋めるのは今シーズン最初からやってきたことで自分たちの強みになっていた」と勝久ジェフリーHCは胸を張る。「ネカティブなことでもポジティブに変えられるように成長したい」と続けた。この日、島根岡本と初のライバル対決を迎えたベントラメは、岡本について「意識はしていました。スイッチが入ったというより楽しかったですね」と明るく話をしれくれた。さらにマッチアップについて問われると、「見ての通りあれだけしつこく突かれると、無駄な体力も使ってしまう。40分間するならああいうディフェンスかなと。飛竜のディフェンスが一番しつこいし、やりにくいと感じている」と話す。しかし、今日はどっちに軍配があがったかと問われると、困ったような顔をしながらも「今日はチームも勝ったし、こっちかな?言いにくいですね(笑)」とほほえましく話をしてくれた。

 そのベントラメとマッチアップする時間もあった島根渡邊は「チャレンジャーという気持ちはありました」と淡々と振り返りながら、チーム全体の話に及ぶと「トランディションのオフェンス部分も改善できていたし、ハーフコートに持ち込めばいいディフェンスができていた」と一定の手応えを感じ取っていたが、「ターンオーバーから勝負所で走られ、しっかり決められて力負けした」と反省の弁も忘れなかった。島根はこのところ負けが続いているが、ここまであと一歩のところでゲームを落としている。「自分たちのチームは核を作らずに、チームでディフェンスもオフェンスもしているので、ボールシェアをしてターンオーバーもしないように」と島根鈴木HCは課題を挙げた。そして、渋谷はこの日の勝利で6連勝を達成。東地区4位ながら全体では上位に位置している。「一体感があるからこそ40分間戦えている」と今のチーム状況を表現した勝久HC。選手がいない中で「一体感」を継続できれば、これからさらに上昇ムードを作ることができるだろう。

 この日の模様は、11月22日水 23時からマンティーのバスケットボールチャンネルで選手・HCの声と共にお届けします。
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