「粘って粘って勝った試合!」

B.LEAGUE 千葉ジェッツ VS. シーホース三河 取材レポ @千葉ポートアリーナ20170121

ジェッツ 74-68 シーホース

オールジャパンを優勝で終えたものの、水曜日のアウェイ栃木戦は返り討ちにあってしまったジェッツに対し、そのオールジャパンでジェッツに準決勝で敗れたシーホース。タイラー・ストーンを故障で欠くジェッツが、インサイドをどう組み立てるか。注目の一戦に目を向けてみよう。

 

1Q(ジェッツ 17-20 シーホース)

先手はシーホース。#14金丸が開始3分までに7得点を挙げるなど、シーホースが9点をリードする。しかし、ジェッツも直後にオフェンスリバウンドから、キャプテン#34小野が3pを決めて、シーホースの勢いを止めにかかる。そしてオールスターでもMVPを獲得した#2富樫が連続で得点を決める。シーホース#6比江島に得点を許すも、#3マイケル・パーカーが得点を決めて2点差に詰める。しかし、ここから再びシーホース金丸がスコアを重ねる。3pを決めた後、カットインでチーム18点目となるゴールを決め、比江島も続き、1Qはシーホースが3点リードとする。

 

2Q(ジェッツ 34-37 シーホース)

この日のジェッツは、タイラー・ストーンが故障で欠場した影響もあり、外国人枠1人で戦う必要があった。だからこそ、インサイド陣の奮起も重要な位置づけだった。しかし、この日のジェッツにはそんな心配はなかったということが徐々にわかってくる。開始早々、#31原がディフェンスで気迫を見せた。「ヘッドコーチからはアグレッシブに行きなさいと言われているので・・・。」と試合後の会見でも語っていた通り、彼の激しさは大きなポイントにもなった。そして、役目を終えた原から交代コートに入ったのは、#27石井。「集中力が最後まで切れなかったのが良かった。」と振り返ったように、入った直後、シーホース比江島に3pを決められても、しっかりお返しと言わんばかりに、3pを決め、相手に流れを渡さない役目を果たす。これに#16ヒルトン・アームストロングが直後のディフェンスで相手ボールをスチールし、小野がファストブレイクを決めて、このゲーム初めてリードを奪う展開となった。タイムアウト明け、石井がスチールを決め、自らファストブレイク。その後、互角な攻防が続きオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、ジェッツにパスミスもあり、シーホース#5アイザック・バッツが、再び勝ち越しとなるゴールで2点リードとし、今度はジェッツがタイムアウト。ジェッツは終盤に向けて、トラベリングなどもあり、相手に流れを渡しかけるも、富樫の3p、そして再び原のナイスディフェンスもあり、3点差ビハインドで食らいついていく。

 

3Q(ジェッツ 60-54 シーホース)

序盤はほぼ五分だったが、ジェッツは、マイケル・パーカーとヒルトン・アームストロングのブロックショットで流れをつかむ。そして、ヒルトン・アームストロングのスチールから、マイケル・パーカーの3p、そして石井の3pで再び勝ち越しに成功する。シーホースも、#21ギャビン・エドワーズのスチールから、カウントワンショットが決まり、リードを奪う。残り4:03、ジェッツは再び原を投入。ここで、小野が連続得点を挙げ、富樫、パーカーも続いて一気に勝ち越しに成功。最後は、パーカーのオフェンスリバウンドから、#44伊藤のゴールでジェッツ6点リードとし、最終Qへ。

 

4Q(ジェッツ 74-68 シーホース)

ジェッツが立ち上がりのディフェンスでファイトを見せると、次のディフェンスで富樫がスチールに成功。パーカーがダンクを決めて、会場は大いに沸く。ここでシーホースはタイムアウト。タイムアウト後、ジェッツは原がレイアップを決めて、チーム64点目となるが、ここからシーホースペースになっていく。ギャビン・エドワーズ、そしてベテランPG#3柏木が3pを決め、6点差に詰めたところで、ジェッツはタイムアウト。ここからシーホースはゾーンディフェンスを敷き、ジェッツの前に大きく立ちはだかる。オフィシャルタイムアウトまでの2分余り、ジェッツのスコアが止まった。シーホースは、バッツが得点し逆転に成功する。オフィシャルタイムアウト後、ジェッツがゾーンディフェンスを敷く。これが今度はシーホースに立ちはだかる。ジェッツは石井の3pできっかけをつかむと、ディフェンスでも、シーホースをショットクロックバイオレーションに追い込み、パーカー、富樫がスコアメイクする。残り1:24タイムアウトを取るも、最後はギャビン・エドワーズが、アンスポーツマンライクファウルを宣告され、万事休す。ジェッツがシーホースを下した。

 

この日の観衆は5876名。千葉・東京でB1のゲームが3試合あったにも関わらず、こうして集まってくるのも素晴らしいという一言に尽きる。その中でジェッツはシーホースに負けるわけにはいかなかった。過去シーホースと対戦して、おそらくオールジャパンでの勝利以外はシーホースとは分が悪い。その中で、ジェッツが自分たちのバスケをして勝利したのは大きかった。富樫選手は、「どことやっても自分たちのバスケをすれば勝てる自信はある。」と自信をもって語ってくれた。一方、敵将のシーホース鈴木HCにも「ジェッツは力を付けた。数年前に比べると進歩した。お互いトップチームとして切磋琢磨できればよい。」と一定の評価を受けた。スタッツとしても、オフェンスリバウンドが21本、ヒルトン・アームストロング、マイケル・パーカーが6本ずつ取り、シュートが落ちても積極的にボールを取りに行っていた。そして、小野キャプテンは「粘り強くできた試合。粘って粘って勝った試合だった。」と振り返る。途中、スコアメイクに苦しんでも、ディフェンスで踏ん張り、スチール・リバウンドできっかけをつかんで逆転するシーンが何度もあった。こうして、粘り強く戦うことで、チームの成熟度も格段に上がっていく。そして、この日の影のMVPは、伊藤だろう。ファールを取られても。ディフェンス面で相手のインサイド陣と互角に戦った。タイラー・ストーンがいないことを全く感じなかったと言っても過言ではないだろう。「天皇杯を優勝したことで、自信が慢心に変わるのが怖かった。」ベテランだからこそ、自分自身も含め気持ちを締めていかないといけないということが大きかった。この日、シーホースに対してしっかり勝利したが、オールジャパンの優勝が本物だったことを、後半戦もブースターの前で見せてほしい。

試合終了後の
生の声を 1月25日(水)23時からインターネットラジオfmGIG 
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