「インサイドに一人入ったことで、攻めるリズムが変わった。」

B.LEAGUE サンロッカーズ渋谷 VS. 仙台89ERS 取材レポ @青山学院記念館20170122

 

サンロッカーズ 79-66 89ERS

昨シーズンまで、NBAロサンゼルスレイカーズに所属していたロバート・サクレが入団して、初のホームゲームを迎えたサンロッカーズ。一方、坂本ジェイを故障で欠き、外国人2人で戦わざるを得ない89ERS。お互いいろんな意味で不安要素を抱えながら臨んだこのゲーム。土曜は89ERSが勝利。さて、日曜日は?

 

1Q(サンロッカーズ 16-20 89ERS)

先にペースを握ったのは、89ERS。#91片岡のゴールから幕が上がる。その後ゾーンディフェンスを敷き、インサイドを絞って、対処していく。片岡は、3pとファストブレイクを決め、89ERSは7点リードとする。しかし、サンロッカーズも徐々にゾーンディフェンスを攻略し、#9ベンドラメ礼生がスコアを重ね、#24広瀬のパスカットから#33アイラ・ブラウンが、オフェンスリバウンドから得点を決め同点とする。ここからお互いが五分で戦う中、89ERSは選手交代を積極的に行う。残り3分を切って、相手のディフェンスファウルから、#6ロバート・サクレがこの日初得点となるフリースロー1本を決める。この前後からサンロッカーズはゾーンディフェンスを敷くが、89ERS#5柳川が3pも含む連続得点で引き離す。終盤、サンロッカーズは#10アキ・チェンバースの得点、さらに#0満原がスチールを決めるが、89ERS#4志村にパスカットされたところで1Q を終了。

 

2Q(サンロッカーズ 32-36 89ERS)

立ち上がり両チームとも1本ずつ得点を決めるが、その後ミスなどもあり、スコアが動かない展開が続いた。残り7:17、サンロッカーズがタイムアウトを取った後、サクレをコートに戻す。続いて、ベンドラメ礼生をコートに戻す。ここでサクレがこの日初のミドルシュートを決め、スコアが動いていくが、結局89ERSが5点リードでオフィシャルタイムアウトへ。タイムアウト明けから、アイラ・ブラウンが攻守で躍動する。チーム26点目を決め、89ERS#41ウェンデル・ホワイトに3pを許すも、ブロックショットを決めて流れを渡さない。更には、ダンクも決めて、チームに勢いを付けさせると、サクレ、広瀬の連続得点で差を詰めていく。終盤両チームタイムアウトを取るも、89ERSが4点リードで後半へ。

 

3Q(サンロッカーズ 54-51 89ERS)

89ERS片岡に得点を許すも、サンロッカーズはアキ・チェンバースが3p、さらにアイラ・ブラウン、再びアキ・チェンバースが得点し2点差に詰め、そして89ERSがトラベリングをした後、ベンドラメ礼生がスチールに成功、サクレがアシストを受け同点に追いつく。「前半と後半は違うチームだった。」と試合後テーブスHCが振り返るように、相手のミスを誘うプレーが目立った。その後、ベンドラメ礼生が得点をし、ここで89ERSは志村、#9熊谷を投入。しかし、流れは変えられず、サンロッカーズ#0満原が3pを決める。更に、89ERSは選手交代、#14佐藤、柳川を投入。ここでようやく得点することに成功するも、結局サンロッカーズ3点リードで最終Qへ。

 

4Q(サンロッカーズ 79-66 89ERS)

89ERSは最初のディフェンスでゾーンディフェンスを敷くが、アウトサイドからサンロッカーズのベンドラメ礼生に3pを決められてしまう。89ERSはオフェンスリバウンドで粘るも、ショットクロックバイオレーションとしてしまい、攻撃権はサンロッカーズへ。そしてサンロッカーズは、ベンドラメ礼生からのアシストを受けたアキ・チェンバースが得点を決め、さらにベンドラメ礼生はスチールを決めてラストパスを満原に供給。満原はゴール下からきっちり決め、10点リードまで差を広げる。89ERSはタイムアウトを要求するが、サンロッカーズはフロントコートからプレスディフェンスを敷いていく。しかし89ERS熊谷に3pを許してしまう。ここから膠着状態が続いたが、サンロッカーズはサクレ、89ERSは片岡を投入し、再びサンロッカーズがペースを握る。アキ・チェンバースが連続で得点を決めれば、満原も3pを決め13点差とし、89ERSは残り5:28再びタイムアウトを要求。終盤に向かって、サクレがカウントワンショットを決めるなど、終始優位にゲームを進める。残り28.8秒、#17杉浦がコートに。ボールに触れることはなかったが、ホームコートでデビューを果たす。試合はサンロッカーズが、ホームコートを守り、土曜日の雪辱を果たした。

 

このゲームに関していえば、リバウンドの数が勝敗を分けたと言っても良い。土曜日は互角な数字だったのにも関わらず、日曜日は46-32。特にオフェンスリバウンドの数は21-6だった。この辺りは試合後89ERS間橋HCも「うちがゴール下に飛び込めていけなかったというのも敗因です。」と認めると同時に、「今まではコミュニケーションという部分に時間を割いていたが、次のステップとしてリバウンドへの意識についても練習からしっかりやっていきたい。」とコメントした。この日の89ERSは、コミュニケーションもしっかりとれて、意思疎通を図れるところまではできていた。しかし、リバウンドに意識をし過ぎたのか、大事なところでスチールを許してしまった。片岡選手も「コミュニケーションが良くなってきたので、負けたのは本当に悔しい。」と試合後は感情を押し殺すように、言葉を選んでいた。しかし続けて、「外国人選手が1人いない中、よくやれているし、あとはリバウンドの意識の向上のみ。」と語った。ある程度の手ごたえは感じているようで、次へのステップを期待したい。

 

一方のサンロッカーズ。やはりロバート・サクレは加入したことで、インサイドに柱ができた。彼にボールを預けてから、アウトサイドにボールを供給し、もう一度インサイドにボールを入れるというような、中外の出し入れが頻繁に見受けられた。そして、サクレの加入で、大きく覚醒したのが、ベントラメ玲央。東海大学時代の積極果敢なプレーが、よみがえり、チームの勝利に貢献。持ち味であるアシストも10本決め、19得点と合わせてダブルダブルを達成。スチールも4本決めた。更に目を引いたのは、ターンオーバーがゼロ。「一人インサイドにいるということで攻めるリズムは変わりました。積極的にプレーして、ターンオーバー0は良かったと思います。スチールは常に狙っています。」と彼の中で、何か手ごたえをつかんだ1日でもあった。そして、ロバート・サクレ。「サンロッカーズでプレーするために日本にきた。」という言葉通り、来日して間もないのに、チームメートとも打ち解けているようだ。チームをどうすればよい方向に向くのか、ベンチやコート内からテーブスHCと会話をする場面が数回あった。好きな日本食も見つけたようで、サクレがこれからチームにどのような変化をもたらしてくれるのか、楽しみである。

試合終了後の
生の声を 1月25日(水)23時からインターネットラジオfmGIG 
マンティーのバスケットボールチャンネルでお届けします。今週も選手の声をしっかりお届けしますよ。ロバート・サクレの好きな日本食も知ることができます。杉浦佑成の初々しいインタビューも放送します。多分ロバート・サクレは、来日以来初めてラジオで肉声が流れますよ。

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