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オールジャパン2016男子決勝 アイシンシーホース三河 VS リンク栃木ブレックス

昨年のこの大会で、千葉ジェッツに敗れ、チーム初のオールジャパン初戦敗退を喫したアイシンシーホース三河。対して、クラブ創設以降、オールジャパンではなかなか力を発揮できない中、初の決勝進出を果たしたリンク栃木ブレックス。5年ぶりの王座奪還か、初制覇か。

1Q

最初にペースを握ったのはアイシン三河。一進一退の攻防から、#32桜木のスリーポイントで引き離しにかかる。リンク栃木も#0田臥がオフェンスリバウンドから得点をするが、直後に#21エドワーズのカウントワンショットとなるゴールが決まったところで、残り3:28リンク栃木はタイムアウト。アイシン三河は、#32桜木がこの日2本目の3pを決めると、#14金丸も3pで続き、気が付けば10点差として1Q終了。

アイシン三河 24-14 リンク栃木

2Q

このQに入っても、アイシン三河#32桜木のシュートタッチの良さがチームを牽引する。序盤に3pも含め5得点。しかし、リンク栃木も#32ロシターの3p、カウントワンショットなどで7点差まで詰めていく。さらに#13渡邉がタフな体制から3p、アイシン三河のターンオーバーから#27熊谷のダンクで4点差まで詰めたところで、残り6:07アイシン三河はタイムアウト。タイムアウト後もリンク栃木の猛攻は続く。相手パスミスから、渡邉が3p、アイシン三河に3秒バイオレーションもありリンク栃木ペースに。ここで残り4:50アイシンは#22長谷川を投入。リンク栃木に勝ち越しは許すが、残り3:53長谷川が3pを決めて同点に戻す。リンク栃木熊谷に3pを決められるも、再び長谷川が3pで39-39。アイシン三河が再びタイムアウトを取ったあと、金丸のゴールに続き、長谷川がみたび3pを決めて勝ち越しに成功。たまらずリンク栃木はタイムアウト。アイシン三河はプレスでプレッシャーをかけに行く。トラベリングなどで流れを渡しかけたが、なんとか2点リードで前半は終了。

前半終了 アイシン三河 46-44 リンク栃木

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3Q

前半が非常にハイスコアに終わったということもあり、『ディフェンスを制したほうが勝利する』とハーフタイムの時に指示を出していたのはリンク栃木ウィスマンHC。しかし、そのディフェンスを勝つためにやったのはアイシン三河だった。そしてなんとしても勝ちたいという気持ちが、チーム全員の赤いバッシュにも表現されていた。前半、スコアができなかった#6比江島が3pを決めて再び引き離しにかかる。桜木、金丸と得点は続き8点差まで広がったところでリンク栃木はタイムアウト。タイムアウトを明けても、アイシン三河の粘りは凄かった。『自分たちにボールをコントロールさせないよう、ボールを回させないようボールを持っていない選手のディフェンスが徹底されていた』と試合後田臥が語るように、時間が経つにつれディフェンスが激しくなる。そして、前半フル出場していた桜木も前半同様粘りで得点をしリードを広げる。終盤に向け、リンク栃木のシュート確率を確実に下げリードを13点にして最終Qへ。

アイシン三河 67-54 リンク栃木

4Q

2Qで得点を重ねていたリンク栃木渡邉が3pを連続で決めて、7点差まで詰める。アイシン三河も桜木・比江島が得点を重ねるが、リンク栃木渡邉にゴールを決められたところで、残り6:03アイシン三河タイムアウト。リンク栃木#25古川に3pを決められるも、アイシン三河は#21エドワーズがインサイドできっちりゴールを決め引き離す。リンク栃木もタイムアウトをかけ、田臥をコートに戻す。ここから消耗戦のような展開になり、残り51秒エドワーズにダンクを決められ12点差をつけたところで、リンク栃木はタイムアウト。残り46秒からファールゲームで相手にフリースローを打たせる作戦にでたリンク栃木だが、アイシン三河のシューターは確実にきめて勝負を決めた。アイシン三河が5年ぶり9回目の優勝を決めた。

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試合終了 アイシン三河 89-73 リンク栃木

試合終了後に、アイシン三河の記者会見で、バッシュを赤に揃えた経緯の話があった。桜木選手の発案で、リベンジを意味する『赤』、昨年のこの大会の初戦で敗れた相手千葉ジェッツの『赤』、そして桜木選手本人の好きな色の『赤』(金丸選手談)という意味だった。それだけ、全員で勝ち取るという意気込みで今回の大会に臨んでいた。調整も、このオールジャパンでタイトルを取るためにピークを持ってきていたようで、タイトルに思いが伺えた。鈴木HCからはこんな発言も。『桜木選手はチームに来た当初は40点ぐらい取る選手だったが、ここ数年で選手を生かしたプレースタイルに変更できてきた。プレースタイルの変更とともに、チームのフォローを忠実にしていた。』選手・スタッフが一丸となってつかんだ天皇杯。昨年のリーグ戦王者も天皇杯がしばらく取れていないという思いからつかんだタイトル。これから始まるNBLラストシーズンの後半戦に向けて、大きな弾みになったのは言うまでもないだろう。ただ、敗れたリンク栃木も#24ブレントンが帰化選手枠の制約で出られなかったというのもあるので、この悔しさはぜひリーグ戦で晴らして欲しいと思った次第です。

 

この模様は、1月14日 fmGIGマンティーのバスケットボールチャンネルにて記者会見の音源とともにお届けします。

東日本大震災復興支援 第91回天皇杯・第82回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会

fmGIG『マンティーのバスケットボールチャンネル』

スポーツライター  マンティー・チダ

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