春の高校バレー 第68回全日本バレーボール高等学校選手権大会 

男子優勝 福岡県代表東福岡高等学校
女子優勝 東京都代表下北沢成徳高等学校    で幕を閉じました。

私は、千葉県代表 柏井高等学校を取材していましたので、その結果を振り返りたいと思います。

柏井高等学校は2回戦から登場。

ファイル 2016-01-22 15 38 31

2回戦

就実(岡山)1 (16-25  25-14     19-25 )   2 柏井(千葉)
       

以前、柏井高校の國安監督が、『とにかく初戦の最初のローテーションを乗り切ればリズムに乗れるだろう』とおっしゃていて、その部分を着目しました。

第1セット、立ち上がりキャプテン#1中元選手がいない中、もうひとりのエース#3工藤選手が相手サーブの時にきっちりときめてチームを落ち着かせました。工藤選手が後衛に回ったあと

#8水島選手がきっちり役目を果たし、相手と五分に最初のローテーションを乗り切っていきます。大事なところを乗り切った柏井高校は、2巡目に入り#2戸部選手が

クイックで決め、更に就実高校のタイムアウトをはさんでサービスエース2本連続で決めます。さらに工藤選手、#7古屋選手がスパイクを決めて6点差とし、このままの勢いで

第1セットを先取しました。

第2セットに入り、『立ち上がりでうまくいきすぎて気が緩んだ。』と試合後國安監督が語るとおり、序盤から就実高校ペース。タイムアウトを重ねながら切り替えを図ろうとするも

終始就実ペースになり、このセットを失います。

第3セット、『お前がしっかり打たないと勝てないぞ。』とセット間のインターバルで國安監督の檄を受けた工藤選手が、力のこもったスパイクを放っていきます。2点目は、相手と4回

ラリーを制し得点をします。工藤選手はさらにサービスエースを決めて、流れを完全に呼び込みました。そこから5連続得点で一気に引き離します。

中盤に入り、4点差まで詰められたが、最後は工藤選手がスパいクを決めて勝負あり。柏井高等学校が初戦を勝利で飾りました。

ファイル 2016-01-13 17 51 38

3回戦

和歌山信愛(和歌山) 0 (16-25 19-25)     2  柏井(千葉)
            

準々決勝

八王子実践(東京) 2 (25-17  27-25) 0 柏井(千葉)

そして、準々決勝まで勝ち進んだ柏井高等学校は、一年生エース東谷選手を擁する八王子実践高等学校と対戦しました。

#5東谷選手をしっかりとめられるかが鍵となったこのゲームですが、2回戦と同様立ち上がりをしっかり乗り切れるかに注目しました。

第1セット、最初のローテーションで五分で乗り切った柏井高等学校でしたが、中盤に入り、サーブとスパイクのミスが重なり、八王子実践#4吉田選手のスパイクで

3点差になったところで、柏井高等学校國安監督タイムアウト。しかし、流れは変えきれず、八王子実践東谷選手にも終盤スパイクを立て続けに決められセットを失います。

第2セット、柏井高校は工藤選手が立ち上がりからスパイクを決めていきますが、八王子実践高校も東谷選手を中心に得点を重ねます。柏井高校4点ビハインドでタイムアウトを要求します。

お互いに譲らない展開を見せ、終盤へ入ります。柏井17-22八王子実践で 柏井高等学校国安監督がタイムアウト。『もう悔いのないよう、楽しんでやってこい。』と指示を出し、ここから

柏井高校驚異の追い上げが始まります。水島選手の連続スパイクなどで21-24として、たまらず八王子実践高校はタイムアウトを要求します。しかし、柏井高校の勢いは止まりません。古屋選手

水島選手の得点などで、24-24まで持ち込みデュースになります。しかし、最後は無常にもミスによる失点でゲームセット。柏井高等学校は準々決勝で敗れました。

 

試合終了後に、國安監督は『もうここまでよく頑張ってくれた。』このコメントが一番印象的でした。選手たちの頑張りは会場を大きく動かしていました。

私自身も、試合終了後すごく清々しい気持ちでゲームを見届けることができたのは、良かったです。

高校生たちの熱いドラマは、これからも追いかけたいと思います。