「若い選手には勉強になるゲーム」B.LEAGUE アースフレンズ東京Z VS. 島根スサノオマジック 取材レポ @大田区総合体育館 20170218

アースフレンズ東京Z 76-89 島根スサノオマジック

このゲームまで球団新記録の12連勝でB2全体でも首位に立つ島根スサノオマジックをホームに迎えるアースフレンズ東京Z。若い選手たちが、上位チームにどう立ち向かったのか。

 

1Q(アースフレンズ東京Z 15-16 島根スサノオマジック)

立ち上がり先行を許した東京Zだったが、#20秋葉の3p、そして島根のディフェンスファールが重なった後、若き司令塔#7渡邊が3pを決めて同点に追いつく。終盤まで互角に戦う両チーム、残り3:25東京ZはベテランPG#10中川を投入。ここまでシュートミスが目立った東京Zだったが、彼がコートに入ってから一気に動きが落ち着く。島根#1岡本とのマッチアップを制し、レイアップショットも決まり、何とか持ちこたえた形で1Q終了。

 

2Q(アースフレンズ東京Z 46-32 島根スサノオマジック)

B2は2Qと4Q がオンザコート2、外国籍選手が2人入ることができる。東京Zは#2ウィル・クリークモアを故障で欠いている影響もあり、特にインサイドには厳しい部分があった。しかし、ここからとんでもない展開がコート上で起こるなんて誰も思わなかったであろう。まず、#23劉瑾がゴールを決め、すぐに東京Zはゾーンディフェンスを敷く。ここで島根は得点を決められず、折り返しの東京Zのオフェンスで、#5ディオン・ジョーンズがゴールを決める。さらにカウントワンショットを決め一気にリードを広げた。ディオン・ジョーンズのカウントワンショットの前に、島根はタイムアウトを要求するが、東京Zの勢いは止まらない。中川の3p、ディオン・ジョーンズのレイアップ、渡邊の3p、さらに劉瑾、#32伊良部、再び劉瑾が得点し、22点差を島根につけた。ここまで島根は得点なし。アウトサイドからシュートを打たざるを得ない展開が続き、それがことごとく落ちることになる。オフィシャルタイムアウト明け、ようやく島根は#42ライアン・リードが得点する。ここでバスケットカウントというところで、東京Z小野HCは、すかさずタイムアウト。その後、ライアン・リードにカウントワンショットを決められ、しばらくは五分で戦えるも、島根#5山本に3pを決められ16点差に詰められたところで、再び東京Zは残り1:48でタイムアウトを要求。最後に東京Z渡邊がスリーポイントエリアの外でディフェンスファールをしてしまい、島根#31高畠がフリースロー3本しっかり決めて東京Z14点リードで前半が終了。

 

3Q(アースフレンズ東京Z 53-55 島根スサノオマジック)

大きくリードを奪った東京Zだったが、出だしで渡邊、ディオン・ジョーンズがシュートを落としてしまう。反対に島根は#55横尾の3p、前半あまり目立たなかった#00ジョシュ・デービスのドライブからの得点、さらに山本の3pで一気に8点差まで詰める。東京Zは#1増子を投入し、なんとか五分で戦うも、残り5:25に再びコートに戻ったライアン・リードに連続で得点を許し、ついに1点差まで詰められたところで、東京Zは残り3:42でタイムアウトを要求。東京Zはここで中川を投入し、渡邊とツーガードを組む。しかし、ディフェンスファールから、#44栗野にフリースロー決められついに同点に追いつかれる。島根は#32安部がアンスポーツマンライクファウルを宣告され、東京Zはチャンスだったが、その後の増子のフリースローは1本しか決められず、さらに続くオフェンスでは伊良部が得点できず、流れを掴みそこなう。そして終盤、島根安部がディフェンスファールからもらったフリースローを確実に決めて島根2点リードで最終Qへ。

 

4Q(アースフレンズ東京Z 76-89 島根スサノオマジック)

東京Zは、渡邊がダブルクラッチで得点をきめるなど、食らいついていくが、島根もライアン・リード、安部の得点で再び引き離す。しかし、東京Zはディオン・ジョーンズが3pを決めて60-60の同点とし、島根がタイムアウト。中川の3pなどでオフィシャルタイムアウトまでは五分で戦った東京Zだったが、島根山本のスチールから自らファストブレイクを決め、相手のパスミスからファンブルしたところから、山本がボールを奪い、山本からのアシストを受けたジョシュ・デービスが得点。東京Zはタイムアウトを要求し流れを変えようとするが、ジョシュ・デービスの勢いが止まらない。カウントワンショット、安部の3pを挟んで、インサイドでボールを受けしっかり得点。東京Zディオン・ジョーンズにカウントワンショットを決められるが、ジョシュ・デービスが勢いを渡さないゴールで、点差をキープ。その後のオフェンスでラインクロスをしてしまったという場面もあったが、最終晩でもしっかり得点に貢献し、終わってみれば島根が圧勝。これで13連勝を達成した。

 

この日の2Qだけを見ると、東京Zは成長したなと思った。群馬戦からわずか1週間でここまでやれることは見せたと思う。しかし、それが最後まで続かず、逆転を許した。「渡邊も伊良部も、今日は大きな勉強をしたでしょう。」試合後東京Z小野HCが話した通り、東京Zは渡邊、伊良部の2人のガードが中心である。中心の選手が若く、ベテランとのフォローがもっとかみ合えば、彼らのパフォーマンスも上がるだろう。小野HCがどのように彼らの成長を促すか、注目である。

 

一方の島根、この日勝って13連勝としたが、2Qは特に攻め手を欠き、インサイドのイニシアティブをうまくいかせず、苦戦した。しかし、後半はインサイドで勝負をするようになり、島根の持ち味は発揮できたが、結果オーライのゲームだった。東京Zの激しいディフェンスの前にインサイドに入れなかったのは、残念だ。ある島根ブースターさんに聞くと、「うちとしては結果オーライかな。」と言ってしまうくらい、内容はよくなかった。キャプテン#12寒竹の復帰も待たれるが、シューター、特にアウトサイドが山本と安部だけしか打てていない。「ドライブからのキックアウトももう少しあるとね。」と試合後勝久HCが語る通り、ボールを動かしてずれを生じるようなオフェンスや、ディフェンスが少なかったということになるだろう。B1行きを成績で決めるとするならば、無駄な取りこぼしはできない。インサイド陣の負担もあるので、ここはアウトサイドからゴールを奪えるだけのチーム力が必要だろう。

 

試合終了後の
生の声を 2月22日(水)23時からインターネットラジオfmGIG 
マンティーのバスケットボールチャンネルでお届けします。今週も選手の声をしっかりお届けしますよ。中川和之選手インタビュー音源を放送予定です。

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