「集中を切らずに。気持ちを切らずに。」B.LEAGUE アルバルク東京 VS. 栃木ブレックス 取材レポ @国立代々木競技場第二体育館 20170306

 バスケの聖地代々木第二で行われたB.LEAGUE東地区首位攻防戦。ここまでこの対戦は、栃木が3勝1敗でリード。何としても勝ちたいアルバルク東京。平日の夜に関わらず満員御礼となったこのゲームは、首位攻防戦にふさわしい好ゲームとなった。

アルバルク東京 89-73 栃木ブレックス

1Q(アルバルク東京 18-19 栃木ブレックス)

立ち上がりは竹内兄弟のスコアからスタート。栃木#10竹内公輔がゴール下からジャンプして得点すれば、弟のA東京#15竹内譲次も得点する。お互い譲らない展開に火をつけたのは、A東京#2 ディアンテ・ギャレットだった。フリースローを外すものの、その後のオフェンスでは自らゴールにアタックして、レイアップシュートを決める。さらにゴールを重ね、アウトサイドから3pシュートも決め、締めは再びドリブルシュート。なんと4連続で得点を重ね、ホームの代々木第二は大いに沸く。しかし、栃木もすぐにA東京ディアンテ・ギャレットのディフェンスファールから、#9遠藤がカウントワンショットを決めて勝ち越しに成功。更に、交代して入った#13渡邉がすぐに得点を決め、リードを広げる。終盤に向かって、A東京はディアンテ・ギャレットが果敢に3pシュートを狙うも、1本しか決まらず、最後は栃木#4ジェフ・ギブスがゴール下からきっちり決めて1点リードとし1Q終了。

 

2Q(アルバルク東京 41-41 栃木ブレックス)

2Qに入って、栃木が1Qの雰囲気そのままに上昇ムード。A東京のゾーンディフェンスをもろともせず、ポストプレーからジェフ・ギブスが決め、渡邉の3pシュートを挟んで、再びジェフ・ギブスがポストプレーを見せて得点、渡邉も続き6点リードとし、アルバルクは残り7:42タイムアウト。タイムアウト明け、A東京は竹内譲次が躍動、「今日は大貴とギャレットにダブルチームでつぶしていたので、自分がフリーになると思っていた。」と試合後語ったように、一人余るようにフリーとなり、アウトサイドでボールを受け3pシュートを2本連続で決める。オフィシャルタイムアウトを挟んで、栃木はジェフ・ギブスがカウントワンショットとダンクショットを決め、A東京に流れが傾かないように孤軍奮闘。終盤に向けても得点を挙げるも、自らディフェンスファールで相手チームにフリースローを献上する場面もあり、最終的にはA東京#10ザック・バランスキーの得点で同点となり、前半は終了する。

 

3Q(アルバルク東京 66-51 栃木ブレックス)

開始早々、竹内譲次の3pシュートで流れをつかんだA東京。#24田中もスコアをし、7点リードとしたところで、栃木はタイムアウト。しかし、栃木はその後ミスが目立ち、A東京を助けてしまう形になる。残り6分弱まで栃木は得点を奪えず、#0田臥が決めるのがやっとだった。その後、A東京は要所で#7正中、ザック・バランスキーの3pシュートで引き離し、終盤は新加入の#44トレント・プレイステッドがダンクも含めスコアを重ねていった。A東京15点リードで最終Qへ。

 

4Q(アルバルク東京 89-73 栃木ブレックス)

栃木はこのQも2Q立ち上がり同様、ジェフ・ギブスが得点に絡む。しかし、A東京も正中が3pシュートを含めゴールを決め応戦する。「今日は選手の中でもよく話をしていたと思う。流れを持って行かれそうになってもどうすれば良いかわかっていた。」と試合後A東京伊藤HCが語ったように、流れを持っていかれないように選手同士がしっかり話し合って進めていた。残り8:28栃木はタイムアウトを要求して流れを変えようとしても、この日のA東京には勝つことへの強い気持ちがあった。ディアンテ・ギャレット、正中が3pシュートを決めリードをさらに広げる。残り5:29栃木は3人入れ替えて勝負に出る。#11須田が3pシュートを決めて、ゾーンディフェンスを敷く。その後、田臥がスチールを決め、A東京正中にディフェスファールをさせ、流れを引き寄せるかと思ったが、#25古川の3pシュートは無常にもゴールを捉えることはできず。しかし、その後須田が再び3pシュートを決め、田臥もスコアし、13点差まで詰めたところでA東京はタイムアウト。ここで流れを取り戻したA東京は、竹内譲次のゴール、ディアンテ・ギャレットがカウントワンショット、さらにこちらも新加入#23ジェフ・エアーズも得点。栃木はウィスマンHCがテクニカファールをコールされ、ここで勝負あり。A東京が会心の勝利を果たした。

 

この試合、A東京はなんとしても勝つという気持ちが強かった。伊藤HCは「昨日の反省を深く受け止めて、成長する必要があったし、成長できたと思います。ハーフタイムは選手同士でも話し合っていて、内容はスタッフで話をしていたことと同じだったので、共通認識が図れたのがよかった。集中を切らずに、気持ちを切らずに、選手同士で話し合いができて、チームとして成長できたと思います。」と語った。この日は、2人の新外国人トレント・プレイステッド、ジェフ・エアーズが大きくチームの中で躍動した。「もう彼らとのコミュニケーションは問題ない。」と試合後に竹内譲次選手が語れば、「リーダーですよね。特にジェフからは、もっとゴールにアタックしろとアドバイスをもらっている。」と田中大貴選手。ジェフ・エアーズ選手は2013-14シーズン、サンアントニオ・スパーズでNBAのチャンピオン経験がある。「ジェフからは、チャンピオンになるために必要なことをよく聞く。」と田中選手は続けた。「2人が加入して、きちんと全員が揃って練習したのは2回くらい。しかし、2人は早くチームに溶け込もうとしている。」伊藤HCは、合流間もない2人の新外国人を含めた全体練習が2回しかないという中でも、一定の手応えを感じていた。「あと20試合しかないので、明日(火曜)も練習します。もうプレーオフまで20試合しかないから。」

 

一方の栃木、ウィスマンHCは「勝つという気持ちがA東京の方が上だった。」と淡々と振り返った。栃木が悪かったというより、A東京の成長スピードが驚異的だったという表現が一番適切だろう。ここに来て、無限の可能性を秘めたA東京が果たしてシーズン終盤どんなチームに成長してくるのか、注目したい。

試合終了後の
生の声を 3月8日(水)23時からインターネットラジオfmGIG 
マンティーのバスケットボールチャンネルでお届けします。今週も選手の声をしっかりお届けしますよ。

アルバルク東京#24田中大貴選手 #15竹内譲次選手のインタビュー音源を放送予定です。

fmGIGマンティーのバスケットボールチャンネル
http://mantycorporation.com/sports/basketballchannel/