「プレーオフへの切り札投入も、川崎の試合巧者ぶりには叶わず…。」B.LEAGUE 川崎ブレイブサンダース VS. 京都ハンナリーズ 取材レポ @とどろきアリーナ 20170310

 この対戦は、初顔合わせとなった。川﨑 北HC、京都 浜口HC、策士ぶりを発揮するのはどちらのチームか?見てみましょう。

1Q(川崎ブレイブサンダース 28-19 京都ハンナリーズ)

Q中盤まで両チームとも互角な戦いぶりだったが、残り6分過ぎにゲームが動き始める。京都は#2川嶋が3pを決め、一歩抜け出すきっかけを作ると、その後#5マーカス・ダブが真ん中からゴールに向かってカットインを決める。しかし、そのマーカス・ダブがディフェンスファールをしてから、流れは川崎へ。このQマーカス・ダブとマッチアップしていた、川崎#25ジュフ磨々道にジャンプシュートを決められ、さらに川崎の大黒柱#22ニック・ファジーガスの3pシュート、続けて#9栗原にも3pシュートを決められ、残り4:35京都はタイムアウトを要求する。タイムアウト後、京都はマーカス・ダブを下げて、この日京都ハンナリーズの選手として初のゲームを迎えた、#22モー・チャーロがコートに入る。「2か月ぶりの実戦で、帰国している間はNBAのチームで練習していた。」と試合後に語った通り、彼が京都にどうフィットしていくのか注目していた。ゲームは、京都#42ケビン・コッツアーのゴール、#33内海の3pで京都もしっかり立ち上がる。川崎は、残り1:00ニック・ファジーガスをベンチに下げて、コートの選手が全て日本人という時間帯もあったが、終盤に篠山が3pを決めて、9点リードで1Qが終わる。

 

2Q(川崎ブレイブサンダース 46-32 京都ハンナリーズ)

2Qに入り、京都はマーカス・ダブをコートに戻すが、24秒バイオレーションなど決め手を欠く。一方川崎は、#43永吉らが得点を重ねリードを広げていく。しばらく膠着状態が続き、川崎10点リードでオフィシャルタイムアウトを迎える。オフィシャルタイムアウト明けも川崎のペースは続く。ニック・ファジーガスが、ポストプレーから得点を決めると、カウントワンショットも決めてリードを広げる。京都は川嶋がスリーポイントエリア外でディフェンスファールをもらい、フリースローを3本決めるも、その後が続かず、川崎14点リードで前半を折り返す。

 

3Q(川崎ブレイブサンダース 65-52 京都ハンナリーズ)

後半立ち上がりも川崎ペース。ジュフ磨々道、ニック・ファジーガスが得点を重ねる。京都もこの日好調の内海が3pシュートを決めるも、川崎篠山にスコアを許し、残り7:50京都はタイムアウト。京都は#15佐藤がわずか1分少々で、ディフェンスファールを3回重ねてしまい、ペースを掴めない。一方の川崎も、ゴールを奪うことが出来ず、両チームともスコアが動かない展開が続く。終盤に入り、川崎はディフェンスファールを重ねるも、京都はそこから得たフリースローを決めきれず、最後に内海が3pシュートを決めたところで3Qは終了。川﨑が13点リードで4Qに。

 

4Q(川崎ブレイブサンダース 83-80 京都ハンナリーズ)

4Qに入り、それまでとは一転し、立ち上がりから点の取り合いとなる。残り6:36京都は、内海のカウントワンショット、マーカス・ダブの得点で得点差を詰めるも、その後のオフェンスでは、オフェンスリバウンドで粘りながらも得点が取れず、その後のディフェンスでも、川嶋、#12岡田、#8村上がファールを重ねる。その後のオフェンスでは、モー・チャーロがインサイドにパスを供給したものの、誰も反応することが出来ず悪い雰囲気のまま、オフィシャルタイムアウトへ。しかし、ここからの京都が攻守にわたってエンジン全開となっていく。まず川崎のオフェンス時に、マーカス・ダブがスチールをし、その後のオフェンスでマーカス・ダブがしっかりオフェンスリバウンドをした後、村上が3pを決める。次の川崎の攻撃時に、マーカス・ダブがブロックショットを決め、その後の京都の攻撃につなげ、モー・チャーロが京都に入って初得点となる3pシュートを決めた。ここで川崎はたまらずタイムアウト。しかし、京都の勢いは止まらず、ニック・ファジーガスに対し、マーカス・ダブが好守備を見せる。その後の攻撃につないだところで京都は、きわどいプレーがジャンプボールシチュエーションとなり、川崎ボールになるという不運もあった。京都は、マーカス・ダブのフリースローで3点差まで詰めたが、ここで川崎はニック・ファジーガスが、オフィシャルタイムアウト以降初の得点を決めた。再度京都は#34薮内が得点し、3点差にしたところで川崎は残り21.7秒タイムアウトを要求。タイムアウト後、京都モー・チャーロのファールから川崎#43永吉がフリースローを決め4点リードとし、京都は残り19.8秒タイムアウトを要求。その後、京都ボールからスタート。ボールを動かし、最後はモー・チャーロが3pシュートを決め1点差に詰め、残り13.2秒川崎はタイムアウト。京都は最後ファールゲームに行くも、川崎#14辻がきっちりフリースロー決め勝負あり、川崎が辛くも逃げ切った。

 

川崎ブレイブサンダース 83-80 京都ハンナリーズ

 川崎が終始ペースを握り、最後4Qオフィシャルタイムアウト明けから京都が一気に詰めたものの、川崎が逃げ切った形だったが、「3Qでリードしていても、恐らくクロスゲームになるのは予測していました。」と試合後川崎北HC。「フリースローが多いゲームとなったが、京都の成功率に助けられました。オフェンスリバウンドも17本とられていたので、セカンドチャンスで点を取られていたところは口酸っぱく言っていました。先走ってしまいこちらが点を取るよりも相手に点を取らせないことが大事で、それができなかったのでクロスゲームになってしまったと思います。」と続けた。最後、京都モー・チャーロに3pを決められる場面もあったが、「モー・チャーロに関してはスカウティングできていませんでした。琉球時代のスタッツを見て、3pをよく打つ選手だなという認識だけでしたので、ゲームを見ながらの判断になりました。」と苦笑いをしながら語ってくれた。本調子でない選手もいながら勝利に結びつけた試合巧者ぶりは、記者会見でも発揮される形になった。

 

一方の京都。ここ数試合上位チームとの戦い方の鉄則で、4Qのオフィシャルタイムアウト明けから力を発揮し勝ち負けにつなげることが多かった。「いつも言いますが、とにかくディフェンスとリバウンドに集中するようにと話しました。」と試合後浜口HCは語った。そして、この試合からモー・チャーロが加入し、まだ合流間もないというところで連係ミスもあった。「よりワイドオープンなところでシュートを打てるところという事でパスを供給したが、誰も気づいてくれなかった。これからはアグレッシブにシュートを打ち、その後パスを供給していきたい。」と試合後、モー・チャーロは語ってくれた。この試合は敗れた京都だが、モー・チャーロがプレーオフに進む上でキープレイヤーになるのは間違いない。「とにかくこの試合が最後という気持ちでゲームに臨みたい」と続けてくれた。彼の活躍が京都の命運を左右することは間違いないので、期待したい。

試合終了後の
生の声を 3月15日(水)(私の誕生日です。)
23時からインターネットラジオfmGIG 
マンティーのバスケットボールチャンネルでお届けします。今週も選手の声をしっかりお届けしますよ。

京都ハンナリーズ#22モー・チャーロ選手のインタビュー音源を放送予定です。

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