「試合を通じてリングへ向かう気持ちが大事。」B.LEAGUE アースフレンズ東京Z VS. 茨城ロボッツ 取材レポ @大田区総合体育館 20170311

 

中地区3位の東京Z、東地区5位の茨城。ともにプレーオフへの進出は厳しい状況になりつつあるが、少しでも多くの勝利を掴み次につなげたいところ、さてゲームはいかに?

 

1Q(アースフレンズ東京Z 10-12 茨城ロボッツ)

茨城は開始からディフェンス形式を、マンツーマンではなく3-2ゾーンシステムを敷いていく。(自陣のゴール付近にフロントコート側で横に3人、ゴール下に2人が並び、一体となって守備をしていく形式。)「相手は足があるチームなのでこれしかないと思ってやりました。」とは試合後、茨城岩下HC。一方、「これは想定内でした。」とは東京Z小野HC。両チームの思惑がある中で、ゲームは重たい雰囲気で進んでいった。そんな中残り5:25、早くも東京Zベンチは、#10中川をコートに投入。そして、この日プロ通算100試合出場を達成した#1増子が積極果敢にゴールにアタックする、チーム6点目となるレイアップを決めれば、味方選手のフリースローを挟んで、もう一度ゴール下に切り込んでシュートを決める。「積極的にやろうと決めていた。」と試合後にその時について振り返った増子。その後も積極的にアタックするも、ゴールには結びつかない。残り1:21茨城#1一色が3pシュートを決めて勝ち越す。結局重たい雰囲気はQ通して続き、茨城が2点リードで1Q を終了する。

 

2Q(アースフレンズ東京Z 21-26 茨城ロボッツ)

このQに入っても重たい雰囲気は続く。しかし少しずつペースをつかんできたのは茨城。ゾーンディフェンスを敷き、#10アンドリュー・ランダルが得点をする。たまらず東京Zはタイムアウト。しかし、東京Zは#7渡邊がオフェンスファールをしてしまい、得点もできない状況が続く。一方の茨城も、16点目を取って以降は、#7リック・リカートの得点を含め5点しか加点ができず伸び悩むも、相手を無得点に抑え、オフィシャルタイムアウトまで11点リードとする。タイムアウト明け、今度は東京Zの猛攻が始まる。#35高山のスチールから、#5ディオン・ジョーンズがレイアップシュートを決める。さらに渡邊も続く。渡邊はアシストでも貢献、そのアシストを受けた高山がゴールを決める。その後ディオン・ジョーンズも決めて、一気に5点差に詰めたところで、茨城はタイムアウト。このタイミングで東京Zは、渡邊に代わってルーキー柏倉が初出場を果たす。タイムアウト後、東京Zはディオン・ジョーンズが、スチールからファストブレイクを決め、2点差に。ここでもう一度茨城はタイムアウト。最後に茨城は一色が3pシュートを決めて、茨城が5点リードとし前半終了。

 

3Q(アースフレンズ東京Z 46-49 茨城ロボッツ)

茨城は前半1Q最初と同様に3-2ソーンディフェンスを敷くが、東京Zもアウトサイドから、ディオン・ジョーンズが3pシュートを決める。茨城も#27眞庭が3pシュート。その後の東京Zのオフェンスで、#20秋葉が3pシュート。茨城は#32前田が3pシュートを決め、前半とは一転しスコアが一気に動いていた。茨城が24秒オーバータイムで攻め手を欠いたあと、東京Zは渡邊、増子からアシストを受けたディオン・ジョーンズが続けて得点を決め、差を詰めていく。ここで茨城はリック・リカートを下げて、アンドリュー・ランダルをコートに。しかし、ペースは依然東京Z、カウントワンショットを決めたディオン・ジョーンズが、3pシュートを決めて、逆転に成功する。その後ゾーンディフェンスを敷き、しっかり守備をし、がっぷり四つでゲームを進める。茨城はアンドリュー・ランダルが最後に3pシュートを決め、3点リードで最終Qへ。

 

4Q(アースフレンズ東京Z 62-71 茨城ロボッツ)

しばらく膠着状態が続くが、残り7分過ぎ、リック・リカートがカウントワンショットを決めリードを広げ、すかさずゾーンディフェンスを敷く。残り6分を過ぎたあたりで、東京Zは#5ディオン・ジョーンズが連続で3pシュートを決め、再び5点差に。さらに、スリーポイントエリア外で、シュートモーションでのディフェンスファールをもらった渡邊が、2本フリースローを決め、3点差にする。その直後には渡邊にスチールが生まれるも、得点に結ぶことはできない。逆に茨城はアンドリュー・ランダルが得点し、茨城5点リードでオフィシャルタイムアウトへ。茨城はタイムアウト後ゾーンディフェンスを敷くが、東京Z渡邊に3pシュートが生まれ、2点差に。しかし、ここで茨城は、リック・リカートと一色をコートに戻し、リック・リカートのゴール、一色の3pシュートと戻った2人が結果を出した。終盤ルーキーの柏倉にプロ初得点となる3pシュートが生まれるも、最後も得点を重ねた茨城が9点差で勝利した。

 

アースフレンズ東京Z 62-71 茨城ロボッツ

 

この日も東京Zは惜しい敗戦となってしまった。ルーキー柏倉も、ルーキーらしからぬ落ち着きぶりで3pもしっかり決めた。「正直悔しいですね。」と試合後のインタビューで開口一番こんなコメントが聞けた。「勝ちを求められている中で、敗れたのは残念。ディフェンス面で課題が多くあった。ガードとしてもっと運動量を上げる必要がある。」と語った。しかし、小野HCは「純粋なポイントガードがいない中、大学時代もポイントガードをしていたという事もあり、パスの出し方などは良いなと思いました。ただ病み上がりなので、注意はしていきたい。」と高評価を与えた。ポイントガードを含めたガード陣で、若さあふれる選手が出てきたのは大きいだろう。この日がプロ通算100試合目となった増子は、「いつも思い切って行けと言われているので、思い切っていきました。自分自身は試合を通じてリングに向かっていくという気持ちを持ち続けることが大事で、チーム全員で共有できればもっと良くなると思います。」と語ってくれた。このチームは若い選手が中心なので、どんどん走って縦を切った動きがゲームを通じて発揮でき、さらにディフェンスでも足を動かしきれば面白いチームになっていくのではないかと思った。

一方の茨城は、立ち上がりから3-2ゾーンディフェンスを敷き、トリッキーなシステムで相手を翻弄していた。ランダル、青島と新加入の選手とのコンビネーションも徐々によくなっているようで、「(リック・リカートも含めて)3人のバランスは良いと思いました。」と試合後岩下HCが振り返った。このチームはゴールメイクできる選手はたくさんいるので、あとはミドルシュートを決めきり、自分たちのバスケットができれば侮れないチームだと感じました。

試合終了後の
生の声を 3月15日(水)(私の誕生日です。)
23時からインターネットラジオfmGIG 
マンティーのバスケットボールチャンネルでお届けします。今週も選手の声をしっかりお届けしますよ。

アースフレンズ東京Z#1増子匠選手 この日初出場の#14柏倉哲平選手のインタビュー音源を放送予定です。

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