「あそこで決められないのは自分が未熟だから・・・。」B.LEAGUE アースフレンズ東京Z VS. バンビシャス奈良 取材レポ @大田区総合体育館 20170317

 

先週、柏倉が初出場し茨城と1勝1敗で終えたアースフレンズ東京Z。一方、降格圏内のすぐ上を行くバンビシャス奈良。若い力で勝ちきりたい東京Z、一方早く降格圏内を脱出したい奈良。結果はいかに?

 

1Q(アースフレンズ東京Z 13-9 バンビシャス奈良)

東京Zは開始早々、#35高山がジャンプシュートで先制。次のオフェンスでは、#5ディオン・ジョーンズが速攻から3pシュートを決めて一気に5点を獲得する。その間、奈良はフィニッシュが決めきれない。奈良は残り7:44、オフェンスリバウンドからシュートモーションでのファールから得たフリースローで、#18加藤が1本決めようやく得点。しかし、東京Zの勢いは止まらない。高山のアシストを受けた#7渡邊が3pシュートを決め、さらにディオン・ジョーンズもドライブから得点。直後のディフェンスでは、#1増子がスチールに成功。攻守ともにこの日は最初から全開でゲームを進めていく。奈良#0本多に3pシュートを決められるも、前線からプレスを敷く東京Zのディフェンスは機能する。今度はディオン・ジョーンズがスチールに成功し、残り5:29、ケガから復帰した#2ウィル・クリークモアがゴールを決め、10点リードとし、残り5:20奈良はタイムアウトを要求。このタイミングで東京Zは#14柏倉を投入、前節のデビュー戦後のインタビューで、「ディフェンスが課題」と口にしていたが、この日コートに入って早速ディフェンスでチームに貢献。相手にシュートを打たせず24秒バイオレーションとさせ、攻撃権を奪う。ここからもうひと段階ギアチェンジといきたかった東京Zだったが、次第に奈良がペースを握る。本多がドリブルシュートを決めてようやくチーム7点目。その後東京Zは柏倉のスチールで良いペースに持ち込みたかったが、得点には繋がらない。東京Zは選手交代をしていきながらゲームを進めるも結局、奈良タイムアウト以降は得点を重ねられず、東京Z、4点リードで1Q 終了。

 

2Q(アースフレンズ東京Z 25-32 バンビシャス奈良)

このQに入って、今度は奈良がディフェンスからペースをつかむ。#15寺下の好守備で立ち上がった奈良。その後、東京Zがアウトオブバウンズとした直後の攻撃で加藤がカウントワンショットを決め、さらに相手守備の時に、スチールを決め、そのままファストブレイクを決めて勝ち越しに成功。さらに、#30テレンス・ウッドベリーがパスカット決め、自らゴールを決めて3点リードとした。1Qの中盤から主導権が握れない東京Zだったが、#1増子が3pシュートを決めて勝ち越しに成功すると、#20秋葉も続き、ウィル・クリークモアも3pシュートを決め、最後は増子が今度はレイアップを決めた。奈良#3樋口が3pを決めたところでオフィシャルタイムアウトとなる。タイムアウト明け、奈良#13小松のゴール、3pシュートも決め1点差に詰めた場面で、東京Zは残り4:00タイムアウト。東京Zはこの日から復帰した、ウィル・クリークモアがパスミスを連発してしまい、ミスから失点をしてしまう。奈良は、寺下、#7ルーベン・ボイキンの得点などで、再び勝ち越しに成功。最後は寺下がレイアップを決め、奈良7点リードで前半が終了した。

 

3Q(アースフレンズ東京Z 45-50 バンビシャス奈良)

中盤まで互角に渡り合った展開から、先に動いたのは東京Z、残り5:21に#10中川を投入。すぐに、相手チームのディフェンスファールから、フリースローを決める。増子がゴールに向かってレイアップを決めるなど得点を重ねるも、不用意なファウルも重ね、点差は縮まらず、奈良5点リードで最終Qへ。

 

4Q(アースフレンズ東京Z 72-73 バンビシャス奈良)

最終Qに入って、ウィル・クリークモアがカウントワンショットを決めて、うまく立ち上がると、#35高山もレイアップで続き同点に追いつく。ここで奈良はタイムアウト。その後互角な戦いが続く中、一気に動きが良くなったのは奈良テレンス・ウッドベリー。試合後に奈良衛藤HCが苦笑いを浮かべながら、「前半2点しか決めていない中、相手チームのディフェンスがテレンスに対して、4人寄って行ったので、テレンスがゴールまで持ち込んで展開を作っていこうかと話をしていましたが・・・。」と事前に作戦は練っていた。そのテレンス・ウッドベリーは残り7分、シュートモーションでのディフェンスファールから得たフリースローを2本そろえると、寺下のゴールを挟んで、ゴールにアタックしてシュートを決める。次のオフェンスでは、相手チームのプレスディフェンスに耐えながらも、アウトサイドから3pシュートを決める。立ち上がりこそ東京Zに流れを渡していた奈良だったが、この瞬間流れを取り戻すことになる。4点リードで迎えた残り4:47、奈良寺下がゴールを決めた後、東京Zは渡邊が3pを決め、追撃態勢に入る。さらに、テレンス・ウッドベリーのオフェンスファールから、東京Zは追いつくチャンスになったが、ここは渡邊がシュートを外してしまう。その後の東京Zのディフェンスで、#35高山がスチールを決め、東京Zの攻撃に。奈良は、寺下がアンスポーツマンライクファウルをしてしまい、東京Zは勝ち越しの大チャンス。その前のディフェンスでスチールを決めた高山がフリースローを2本そろえ1点差に詰めたところで、残り2:46東京Zはタイムアウトを要求。アンスポーツマンライクファウルの為、フリースローの後は東京Zの攻撃からだったが、高山のシュートは外れる。そして、次のオフェンスではシュートを打つことが出来ず、24秒オーバータイムとしてしまう。ここで今度は奈良が残り1:50タイムアウト。直後のオフェンスで、テレンス・ウッドベリーが、レイアップシュートを決め3点リードとする。東京Zも、ディオン・ジョーンズがリバウンドで粘るも渡邊はゴールを決めることが出来ず、さらに好守備のはずが、ジャンプボールシチュエーションで奈良ボールになる不運もあり、得点を伸ばせない。残り8.3秒、東京Zはタイムアウトをとって同点を狙いに行き、ウィル・クリークモアが、終了間際に3pシュートをきめるが、1点及ばず、奈良が最後は逃げ切った。

アースフレンズ東京Z 72-73 バンビシャス奈良

 

この日も悔しい負け方をしたアースフレンズ東京Z。ここまで19時ティップオフのゲームはあまり勝率が良くない中で、キャプテン高山は「19時開始のゲームは、いつもゲームの立ち上がりが良くなかったので、立ち上がりからエナジーを出してやろうと話をしていました。」と語る。この日の立ち上がりは、一時10点リードするという時間帯もあったので、上手くゲームに入ることはできた。しかし、相手にタイムアウトを取られ、切り替えられると、流れを取り戻すのに一苦労した。3Q・4Qの立ち上がりも、ポイントガードの渡邊のアタックから得点が生まれるというシーンは作れていたが、「最後決めきれない展開を作ってしまったので、自分は未熟だと思う。最後は自分で決めてやろうと考えていた。」渡邊が試合後に話をしてくれた。実は4Q、東京Zは選手交代なしでゲームを進めていた。「3Qの展開を見て、日本人についてはこの3人で行こうと決めた。」と小野HC。日本人選手は渡邊、前週の茨城戦でデビューした柏倉、そして高山が名を連ねた。この3人に対する小野HCの期待の表れが、選手交代なしに繋がっている。「ヘッドコーチにはずっと使ってもらっているので、期待に応えられるようにしたい。」若き司令塔渡邊が、こういう敗戦を経験して更にステップアップしてくれることを期待したい。

 一方の奈良は、降格プレーオフ争いから抜け出す上では大きな1勝となった。攻撃面は要所で小松、寺下、ウッドベリーで決めるものの、相手ディフェンスに苦労した場面が多く見受けられた。チームディフェンスは機能し、ディフェンスで勝った1勝だった。スモールラインナップなので、アウトサイドを起点にしたいところだが、アウトサイドシュートの決定率が悪かったので、ここをいかに強化できるかが、B2残留への道標になるようだ。

試合終了後の
生の声を 3月22日(水)
23時からインターネットラジオfmGIG 
マンティーのバスケットボールチャンネルでお届けします。今週も選手の声をしっかりお届けしますよ。

アースフレンズ東京Z#35 高山 師門選手 #7渡邊 翔太選手のインタビュー音源を放送予定です。

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