「勝負を決めた2本のオフェンスリバウンド!」B.LEAGUE 横浜ビー・コルセアーズ VS. 川崎ブレイブサンダース 取材レポ @横浜国際プール 20170401

 

今シーズン5試合目の神奈川ダービー。ここまでの4試合はすべて川崎が勝っている。このゲーム勝利して、中地区優勝を決めたい川崎、一方、このタイミングでヘッドコーチが交代し、再出発を白星で飾りたい横浜。勝負を決めたのは、2本のオフェンスリバウンドだった。

 

1Q(横浜ビー・コルセアーズ 22-24 川崎ブレイブサンダース)

川崎#33長谷川、横浜#4ジェフリー・パーマーの3pシュートからスタートしたこのゲーム。川崎が大黒柱#22ニック・ファジーガスの得点でリードすれば、横浜も#1川村のカウントワンショット、そしてチームディフェンスを決めた後は、#10ファイ・パプ・ムールのオフェンスリバウンドからベテラン#25竹田が逆転となる3pシュートを決める。その後は両チーム互角に戦い、川崎2点リードで1Q を終了する。

 

2Q(横浜ビー・コルセアーズ 43-38 川崎ブレイブサンダース)

立ち上がり、ケガから復帰後3試合目となる#42ジェイソン・ウォッシュバーンのカウントワンショットでペースをつかんだ横浜は、その後のディフェンスで川村がスチールに成功。再びジェイソン・ウォッシュバーンの得点につなげる。直後、川崎#9栗原に3pシュートを決められるも、#5湊谷が3pを決めて流れを渡さない。川崎は#25ジュフ 磨々道の得点をきっかけにしようとするが、横浜もタイムアウトを取りながらリードを保つ。残り5分以降スコアが動かない川崎をよそに、横浜は残り4分を切って再びジェイソン・ウォッシュバーンが連続で得点してリードを広げる。川崎は、#14辻のカウントワンショット、#43永吉のスコアで3点差まで詰めるが、終盤、ファイ・パプ・ムールの得点、細谷のスチールを挟んで、ジェフリー・パーマーがシュートモーションでのディフェンスファールから獲得したフリースローを決める。最後川﨑篠山がレイアップを決めるも、横浜が5点リードして前半を折り返す。

 

3Q(横浜ビー・コルセアーズ 54-65 川崎ブレイブサンダース)

ハーフタイム中のチームミーティングで、「前半43点は取られ過ぎだよ。自分たちのバスケットをしよう。」と激を飛ばし、コートに選手を送り出した北HC。「今日勝てば、優勝というのはわかっていたけど、前半力が入っていたのかな。」と試合後、北HCがふりかえったが、最初のオフェンスリバウンドからチームは躍動する。Q開始後の川崎のオフェンス時、味方選手のシュートが外れた瞬間、猛然とゴール下に入っていったのは、今年8月で40歳を迎えるジュフ 磨々道。これまで何度も勝負所で活躍したベテランが、厳しい体勢からオフェンスリバウンドを獲得した。試合後の記者会見で北HCが「後半に向かう上で、ディフェンスをしっかりやるようにと伝えた。その中で磨々道を起点に、全員がリバウンドに絡んで、流れを掴んだのは良かった。」と振り返ったように、ここで川崎のチーム全体にスイッチが一気に入った。ジュフ磨々道のオフェンスリバウンドから、ニック・ファジーガスが3pシュートを決めて、2点差に詰める。すぐに横浜も川村がレイアップを決めるも、今度は篠山のスチールから、ジュフ 磨々道が得点。横浜ジェフリー・パーマーに得点を取られるも、ニック・ファジーガス、篠山が連続得点で同点に追いつく。直後、少し前のプレーからイライラしていたジェフリー・パーマーがオフェンスファールをしてしまい、横浜ベンチはジェイソン・ウォッシュバーンをコートに入れるも、そのジェイソン・ウォッシュバーンが相手チームのシュートモーションでディフェンスファールをしてしまい、ニック・ファジーガスがフリースローを2本そろえて勝ち越しに成功。さらに、川崎は辻がスチールを決め、再びニック・ファジーガスが得点し4点リードとしたところで、横浜はタイムアウト。タイムアウト直後、横浜は川村が3pシュートを決めて再び上昇ムードに乗るかと思われたが、川崎ニック・ファジーガス、長谷川に得点を許してしまう。横浜は再び川村が今度はバックショットを決め、ファイ・パプ・ムールがオフェンスリバウンドでチームに流れを呼び込もうとしたが、その後が続かず、川崎ニック・ファジーガスにカウントワンショットを決められる。これで気持ちが切れてしまったのか、ファイ・パプ・ムールのトラベリング、そしてターンオーバーもあり、流れは川崎へ。その川崎は、篠山のドリブルシュート、#0藤井のアシストからニック・ファジーガスの得点、ニック・ファジーガスはカウントワンショットも決め、一気に11点リードとし、3Qを終えた。

 

4Q(横浜ビー・コルセアーズ 68-85 川崎ブレイブサンダース)

このQに入っても川崎のペースで試合は進む。残り7分ぐらいまでは五分に戦っていたが、再びジュフ 磨々道のオフェンスリバウンドから、藤井が3pシュートを決め、ニック・ファジーガスのアシストから長谷川が得点し14点リードとしたところで、横浜はタイムアウト。タイムアウト後、横浜はジェフリー・パーマーが連続で得点ができない。一方、川崎は栗原、そして長谷川が得点し、19点リードとしたところでオフィシャルタイムアウト。しかし、横浜に盛り返す力は残っていなかった。川崎はニック・ファジーガスの3pシュート、永吉も続く。更には。シュートが外れてルーズボールとなっていたところで、横浜山田が体を入れながらマイボールとしようとしたが、川崎の選手がうまく体を寄せ、川崎ボールになるというシーンもあった。結局その後も優位に進めた川﨑が17点差で勝利し、中地区優勝を決めた。

 

川崎はこの日の勝利で中地区優勝を決めた。前半は、立ち上がりこそ五分に進めたものの、「2Qはボールが動いていなかった。」と試合後に北HCが振り返ったように、個の力に頼りすぎた部分があったが、ハーフタイムを挟んで、後半はジュフ磨々道のオフェンスリバウンドをきっかけに、ディフェンスから立て直した。オフェンスリバウンドも考えると、オフェンス側のシュートが外れルーズボールになったところからボールをキャッチするので、これも立派なディフェンスだ。4Qでも残り7:49から横浜川村に得点を献上し、流れを渡しかねない場面でも、その後のジュフ磨々道のオフェンスリバウンドから藤井の3pシュート成功につながった。こうして一人ひとりが役割を認識し、それをいかにゲームで長く実行できるかが勝敗を分けるポイントでもあった。結局横浜は、前半は自分たちのバスケができたけど、後半は相手のオフェンスリバウンドをきっかけに、チーム全体で感情的になってしまい、それが最後まで響いてしまった。一方川崎は、ハーフタイムで北HCがチーム全体に激を飛ばし、後半のあのオフェンスリバウンドへとつなげた。そして、もう一つポイントを挙げるならば、もう一人のエース、辻の得意の3pシュートが1本も決まらない中で勝利を掴んだことだ。試合後に篠山が、「辻とスパングラーが怪我した後、若手が活躍したことがチームの成長を助けた。」と振り返ったように、昨年まで控え選手に甘んじていた永吉や藤井、鎌田などの若手が、試合で結果を出してきたことも地区優勝の原動力となった。実は横浜も川崎の様に、ボールシェアして全員バスケを目指していたが、「3Q以降は1対1にこだわり過ぎていた。」と細谷が振り返ったように、焦りがチームに蔓延し、全員でボールシェアできる時間帯が後半では作れなかった。

 

これから川崎はプレーオフに向けて、チーム力をアップしていく。一方、横浜もこの日の敗戦で、秋田が勝利したこともあり、降格プレーオフ圏内に入った。「もうとにかく勝つしかない。」試合後のインタビューで言葉を振り絞るように答えてくれた細谷の想いが、チームに届いて、40分間チームのバスケを遂行できれば、きっと残留への道標は達成できるでしょう。

試合終了後の
生の声を 4月5日(水)
23時からインターネットラジオfmGIG 
マンティーのバスケットボールチャンネルでお届けします。今週も選手の声をしっかりお届けしますよ。

川崎ブレイブサンダース #7篠山竜青選手 #14辻直人選手
横浜ビー・コルセアーズ #0細谷将司選手のインタビュー音源を放送予定です。

fmGIGマンティーのバスケットボールチャンネル
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