ここまで1敗と激戦の東地区を独走しているアルバルク東京(以下 A東京)に対し、前節栃木相手に1勝1敗に終わり、ホームに戻ってきた千葉ジェッツふなばし(以下 千葉)。東地区の首位攻防戦となったこのカード、船橋アリーナには5286人の観衆が集結した。結果は如何に!

1Q 千葉ジェッツ 21-15 アルバルク東京

 A東京#53カークに先制のミドルを許すも、すぐに千葉は#2富樫が3pシュートを決め、勝ち越しをする。「代表でルカHCとやっていて、シュートを打てるチャンスが多いのはわかっていたので積極的に打とうと試合前から思っていました」と語る通り、この日は富樫の積極性が目立った。A東京カークにバスケットカウント、#15竹内にシュートを決められるも、直後に富樫が3pシュートを再び決める。そして、#21エドワーズも守備で2度貢献する。守備でリズムをつかんだ後は、再び富樫が今度は一人で持ち込んでレイアップを決める。続けて富樫とエドワーズが得点を重ねるが、エドワーズは直後の守備で2回目の個人ファールをしてしまい、#32ガフニ―と交代する。それに合わせるかのように、A東京は、#1小島、#6馬場、#9ルーカスをコートの中に。しかし、富樫の勢いは止まらず1Qだけで15得点を挙げて、千葉6点リードで終了する。

2Q 千葉ジェッツ 46-29 アルバルク東京

 2Qに入って、千葉は富樫に代えて#11西村をコートに。「今日は石井選手と一緒に使ってもらったので、石井選手をフリーにできるように考えていました」と試合後に振り返ったように、このQは石井の3pシュートから千葉のスコアが動き出す。その後、1Q途中からコートに入っていた#25荒尾が好守備を見せると、主将#34小野が3pシュートを決める。さらに石井のスチールから西村がブレイクを決めて、14点リードとしたところでA東京はタイムアウトを請求。A東京は、#31ウィリアムズの連続得点で巻き返しを図るも、千葉西村にスチールを決められ、ガフニ―にブレイクを許してしまう。A東京はカークがアリウープダンクを決め、3pシュートも決めて流れを取り戻そうとするも、千葉は西村のアシストからエドワーズが得点を決めて、オフィシャルタイムアウトを迎える。タイムアウト後、A東京カークに3pシュートを決められ8点差まで詰められて、千葉はタイムアウトを請求するも、エドワーズがダンクを決める。A東京はタイムアウトを請求し流れを変えようとするが、西村が速攻で得点をし、最後は富樫が3pシュートを決めて、17点リードとなり前半は終了する。

3Q 千葉ジェッツ 71-37 アルバルク東京

 後半に入っても、千葉は守備からしっかりゲームを作る。この日スタート5に名をつられた#31原の好守備、さらにエドワーズのブロックショットもあって、A東京はショットクロックバイオレーションで千葉に攻撃権を渡してしまう。そして千葉は、エドワーズの連続得点で流れに乗る。その間、A東京は「ひどいもんですね」とゲーム後に振り返った#6馬場が攻めきれずボールをラインから割るシーンもあり、さらに千葉へ流れは傾く。残り5分付近、千葉は富樫からガフニ―にパスが通り、ガフニ―が得点。ここでA東京はルーカスがオフェンスファウルをする。A東京は竹内がスチールを決め。ルーカスが得点をするが、そのルーカスがこのQ2度目のオフェンスファウル。これで完全にゲームを支配した千葉は、小野の3pシュート、バスケットカウントなどでリードを広げる。直後にA東京ルーカスがこのQ3度目のオフェンスファウルで、ベンチに下がる。終盤、千葉は原のブザービーターとなる3pシュートでとどめをさし、34点リードで最終Qへ。

4Q 千葉ジェッツ 95-59 アルバルク東京

 ようやく最終Qになって、A東京はカークのダンクなどで点差を詰めるが、千葉は#10チェンバースのアシストを受けた#3パーカーがバスケットカウントを決め、チェンバースも自ら得点し、35点リードとしたところでA東京はタイムアウトを請求。その後も千葉は順調に得点を重ね、残り4:54のオフィシャルタイムアウトの段階で41点リードとする。「このまま下を向くのでなく。明日のためにやろうと考えていた」と試合後に振り返ってくれた馬場がようやくこの日初のフィールドゴールを決めA東京のスコアが動き出す。その後、馬場は得意もダンクを決め、最後は3pシュートを決めたがもう遅すぎた。結局、36点差の大差をつけて千葉はA東京を下した。

 試合後の記者会見で、大野HCは「今シーズンのベストゲーム。チームメートと40分間協力してできたゲームだった」と開口一番発言した。「富樫選手のシュートが当たっていて、彼にボールが行き過ぎていたところを、2Qから入った西村選手がうまくボールを散らしてくれた」と富樫・西村両選手の活躍をたたえた。「今シーズンに限って言えばベストパフォーマンですね」とは西村選手。昨シーズンのこの時期はけがをしていて出場をすることができなかった。「体調も良くなってきてプレータイムも増えてきたので良かったです」と続けた。

 代表活動も並行している富樫選手、馬場選手は明暗を分ける形となった。代表活動もあってここ数週間ハードに過ごしてきた両選手だが、富樫選手は「疲れているけど、今日も5000人を超える観客の前で、しっかり責任をもってプレーしないといけない」と語ってくれた。代表でも主力である富樫選手は、「責任感」という言葉を何度も発言した。一方、この日は3Qまで1得点だった馬場選手。「代表があって疲れているというのは言い訳になる。富樫選手もやっているので。チームとしては富樫選手を止めないといけないというのもあった。たとえ富樫選手に得点を許したとしても他の選手にやられていては・・・」と。コンディションは「ひどいもんですね」と一言。馬場選手にとって代表経験はあるもののプロリーグはルーキーイヤー。想像以上の疲れを感じているようだった。しかし、「明日は必ずやりますけど」と力強い言葉も帰ってきた。代表でパフォーマンスを上げる意味でも、リーグでの結果も必要不可欠となる。

 いずれにしても、現在Bリーグの上位に位置する両チーム。千葉はA東京の勢いを止めることで、俄然東地区は混戦ムードになる。早くも独走の気配があったA東京に対してお灸をもう一度据えられるか。今後も注目したい。

 この日の模様は、11月16日水曜日のマンティーのバスケットボールチャンネルで、選手・ヘッドコーチの声を交えてお届けします。
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