ラグビー トップリーグ 東芝VSパナソニック 20151113

秩父宮にトップリーグが戻ってきた。開幕戦以来となる。わたしも久しぶりに秩父宮に足を運んだ。

前回の開幕戦、チケットが完売という前評判ながらも、スタンドは空席部分が目立ち、開幕戦に水を差す形となってしまったが

この日の観客は、20138人。メディアの数はなにかいつもどおりの雰囲気だったが、ラグビー熱は下がっていなかった。

そんな中行われたこのカードは、最後の最後まで見るものを納得させたゲームだった。

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前半

パナソニックは4分#12林のふわっとしたパスに反応した、#11児玉がそのままエンドラインまで持ち込んで先制のトライ。コンバージョンも決まり7点リードとする。

しばらく攻めてを欠いた東芝だったが、9分パナソニックオフサイドの反則から、#15フランソワ・ステインがペナルティーゴールを決めて3点を取り返す。

両チームラインアウトからチャンスを伺うも得点にできない中、東芝は27分、スクラムで押し込んで最後は#7山本がトライを奪う。コンバージョンも決めて逆転に成功。

このまま東芝が前半逃げ切って終わるかとおもいきや、東芝がオーバーザトップの反則から、パナソニック#10エリック・バーンズがペナルティーゴールを決めて同点とし

前半は終了。東芝 10-10 パナソニック

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後半

パナソニックはパスで繋ぎ、東芝はスクラムの強さでゲームの主導権を握ろうとするが両チームとも譲らない。パナソニックは、エンドラインまで攻めるもボールを

ポロリする場面もあった。21分東芝のノットリリースザボールでもらったラインアウトから、パナソニックはモールで押し込み、ペナルティートライを決める。

エリック・バーンズもコンバージョンを決めて、パナソニックは7点リードとする。直後に東芝は、#2湯原シンビンでコートから離れ14人で戦うことに。パナソニックは

ここで、ラインを上げて一気に攻めるが、モールで押し切っても最後でポロリをしてしまい、得点につながらない。逆に、1人少ない東芝が33分に猛攻を仕掛け

ここはパナソニックが凌いだ形になる。#2湯原のシンビンが明けた後、パナソニックはモールを崩すコラブソングをしてしまい、東芝に攻撃権を与える。

そして37分、コラブシングでもらったボールからスクラムで押し切った東芝は、#7山本がTMO判定の末トライをもぎ取り、#15フランソワ・ステインのコンバージョンも決まって

同点に追いついた。そのまま試合は終了。最後東芝が執念の同点劇で秩父宮の満員のお客さんを満足させた。試合終了 東芝 17ー17 パナソニック

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試合後の両チームはどんな状況なのか、気になるところもあったが、同点に終わったということもありサバサバした感じに映った。

『チームというより、個人の部分で足りないところがあった。最後は我慢してやろうと思いましたけどね。』と記者会見で語ったパナソニック堀江キャプテン。

一方、『タフなゲームだったが勝ちきれなかったのは反省材料。』と東芝梶川キャプテン。

両キャプテンの言葉を借りると、勝てる試合を同点にしてしまったというのは東芝で、同点で助かったのはパナソニックと言った具合だろう。

しかし東芝は、シンビンで1人いない中、パナソニックの猛攻をしのぎきり 最後同点に持ち込んだというのは素晴らしいと私は思う。

パナソニックは、チームとしてというより『個人』という言葉が堀江キャプテンから多く聞かれた。

これはワールドカップで3勝しながらも予選敗退した現実を目の当たりした経験から発せられたようにも感じる。

もちろんチームとしてしっかり意思統一する必要はあるが、個の部分がレベルアップしないと世界では戦えないというメッセージのようにも感じる。

どんなスポーツでも勝ち負けは当然あるが、目指すべきものをしっかり捉えないと日本ラグビーのレベルは上がらないということを教えてもらった

そんなゲームだったように感じる。

今後の両チームに日本ラグビーのベースアップを望みたいと切に思った。